2018年1月19日 (金)

横浜クルーズ

 今日はめずらしく船に乗った。横浜の赤レンガ桟橋から港内を45分間で回るクルーズである。ペリー艦隊が初来日して165年、黒船の錨泊地「ペリーポイント」から岸を眺め、往時の浜を想像し、現在のみなとみらい地区の建物群を重ねて歴史を思いめぐらせるひとときだった。
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 ベイブリッジを水面から見たのは初めて。横浜の山下公園が、関東大震災の瓦礫を埋めてできたものだったことも、クルーズの案内で初めて知った。
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 本牧埠頭には、その姿から〝キリン〟と呼ばれるガントリークレーンがずらりと並んでいる。コンテナ荷役の巨大クレーンを操る人の技術がすごい。細心の注意をはらい、作業を続けられるのは2時間が限度とか。別の埠頭では、自動車を船に積むのに専門ドライバーが運転、1台でも多くときっちり駐車させ、車間の隙間はわずか握り拳1個分という。
01194_2  海上保安庁の「あきつしま」号も停泊、ヘリコプターを搭載し、整備している人々が見えた。今日は船からいろいろな〝社会見学〟をさせてもらった。

2018年1月18日 (木)

偕楽園の梅

 所用で水戸に出掛け、偕楽園に寄った。今日は4月並みの気温でコートなしで散歩、果たして花を咲かせた梅を見つけた。下の写真では、枝で縁どられたハートマークの中で2輪が見つめ合っているように見える?(笑)。
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 水戸の梅まつりは1カ月後(2/17~3/31)。先週の鹿児島と同様、こちらのパンフレットにも「明治維新150年記念」と書かれ、特別なことがありそうだ。徳川最後の将軍・慶喜の銅像は、子供の七郎麻呂時代、父・斉昭から教えを受けている姿だった。
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2018年1月16日 (火)

川柳連句

 川柳同好会「やまびこ」で12月に連句に挑戦した話は何度か書いた。そこでは「やまびこ流川柳風連句」、「川柳de連句」などの言い方をしてきたのだが、来月の新年会でも連句をすることになったし、年のはじめに夢を見ようと(笑)今日の例会で「川柳連句」のネーミングを発表した。季語(季節)にとらわれず、くすっと笑える川柳の持ち味で連句を巻こうというもの。
 12月の連句4巻の中から1つを紹介する。
「女って」の巻(非懐紙14句)
女っていいな化粧で元気づく/銀座浅草渋谷新宿/盛り場のオモテとウラに咲く涙

なめて塩っぱい水あるを知るかりそめの虚飾にまぎれバラライカロシアはすでにペレストロイカドーピング毎月検査いたします血糖値ハイビールやめますこの夜は熱燗で聴くクラシック蒸気を上げて走る貴婦人今風の煙を立てぬスモーカーベランダもよし孫も喜ぶむだ花もエキス入れば桜色千鳥が淵を流れゆく風

 俳諧師・季語研究会同人である佛渕雀羅さんに4巻を見ていただき、会報にご寄稿いただいた。その一部を紹介する。
「長句と短句が交互に続き、それぞれ個性的な句が並んでいる。…季節には縛られない川柳そのままの行き方である。長句と短句が二句一組の世界を織りなしつつ次々に変化に富んだ新しい世界を生み、「なるほど、こんな連句もあったか」と思わせる。連句では一巻中恋句のないものは端物(はしたもの)とする、という考え方があるが、各巻ユニークで豊かな恋句がちりばめられている。…思いもかけない扉から、川柳の探検隊が連句の沃野になだれこんで来た、という驚きと可能性を感じた。」
 驚きと可能性、とは嬉しい。「川柳連句」が流行るといいな、と願っている。

Photo 上のイラストは、やまびこ創立2周年の際、画家・川柳家の木内紫幽氏が描いてくださったもの。以来、会報表紙の顔、イメージキャラクターとして活躍してくれている。

2018年1月12日 (金)

旅のラスト・別府

 別府で最終日を迎えた。泊まったホテルには、今日はセンター試験の受験生が団体客として予約されていた。相変わらず寒くて雪の舞うこの時期、まずは交通機関の無事をと願う。
 温泉地・別府の観光ではまず勧められるのが「地獄めぐり」だが、その時間は取れず、ほぼ2時間、駅周辺を散策、買い物をした。名産の竹細工の店に入ったら、年輩の女性がていねいに応対してくれて、一人用のシンプルな盆ざるを2枚購入。「茹でた麺だけじゃなくて、おにぎりもここにのせるとおいしいですよ」とのこと。そのほか別の店でカボス入りの石鹸を買い、やはり帰りは荷物が増える。

01121  上は商店街に鎮座まします「やよい天狗」のおみこし。
 下は明治12年創設、昭和13年に建て替えられた「竹瓦温泉」。01122
 大分空港から無事羽田へ到着。東京は人が多いし、大半の移動が地下鉄なので、あまり寒く感じない。6日間、恵まれたいい旅行だった。今年は年初の楽しい思い出のお陰で、何度も元気を出せそうだ。

2018年1月11日 (木)

厳寒の門司

 唐津から博多へ移動。今日は門司港を散策した。みぞれと強風で厳しい寒さ、かつての繁栄を感じさせる古い洋館の街並みも含め、まるで北海道の小樽に来たかと思うほどだった。

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 下は旧門司三井倶楽部(国の重要文化財)。門司港の観光案内所はこの1階にある。01112
 駅から10分足らずの場所にある「関門海峡ミュージアム」では、源平合戦の壇之浦、武蔵と小次郎の巌流島の決闘など、この海峡にまつわる歴史が斬新な映像や人形作家による展示で再現してあり、面白かった。大正時代の街並みを再現した「海峡レトロ通り」(写真下)もあり、立ち話の声も聞こえる仕掛け。ここがバナナの叩き売り発祥の地だったのを初めて知った。ランチに名物の焼きカレーを食べたら、バナナのフライが乗っていた。01111
 九州鉄道の起点として九州鉄道記念館も充実していた。車両展示場の「D591」は館長さんが磨き上げているとか。01113  寝台電車特急を見つけると、居合わせた観光客男性と夫が「おっ、月光じゃないか!」「懐かしいですよね」と話を弾ませていた。男の人はホントに乗り物が好きだ。

2018年1月10日 (水)

唐津の誇り

 雨模様の今日は、唐津駅近辺の屋根のある場所を散策した。一つめは唐津神社に隣にある曳山展示場。唐津くんち(11月2~4日)の14台の曳山の実物が、獅子、鳳凰など縁起物から、義経、信玄、謙信などの武将までずらりと並び、壮観である。(写真の左の壁には上映中の祭のビデオ画面が映り込んでいる)

01105 「くんちとは祭、〝供日(くにち)〟のことです。一番人気は鯛ですね、可愛くてお子さんにもわかりやすくて。鯛は魚屋さんの町の曳山で、酒呑童子は酒屋さんの曳山です(笑)」受付の若い女性がハキハキと嬉しそうに説明してくれた。

01104  二つめは唐津焼。近くの伊万里や有田は華やかな磁器があるが、唐津は粗い土をこね、灰色の地色に墨一色で絵を描くものが典型だとか。「朝鮮唐津」のジャンルもあり、これは黒い光沢の釉薬が美しい。そのぐい呑みを二つ、記念に買った。

01102  三つめ、旧唐津銀行(佐賀銀行)の建物。東京駅を設計した建築家・辰野金吾は唐津出身。石炭で栄えた故郷に、その弟子が上質な欧風建築を残した。

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 地下はレストランになっていて、とびきりのフランス料理が味わえる。焼き立てのフォカッチャも美味しかった。01103

 

2018年1月 9日 (火)

はての島・平戸

 熊本から佐賀県唐津へ移動。寒波襲来、朝には雪もちらつき、九州がこんなに寒いとは思い及ばなかった。また、伊万里の焼き物関係の施設や唐津の有名レストランなど、連休明けの今日は休みになっている店が多かった。年末年始、休日返上で仕事をしていた人々が、ようやく骨休めできるのが今日だったのだろう。
 レンタカーで長崎へ向かい、平戸大橋(写真)を渡って、鎖国時代の貿易港フィランド(平戸)へ足を伸ばした。01091

 光明寺、瑞雲寺などの寺院に重なるように、カトリック教会の天主堂の尖塔が見え、その名も「寺院と教会の見える風景」と観光地図に記されているスポット(写真下)。異国情緒、和洋混在の町である。

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 オランダ公園、オランダ井戸、オランダ塀(写真下)がある。01094
 かと思うと、道を1本入れば下の写真のように、古い日本の町並みがあり、まだお正月気分である。01092

 

2018年1月 8日 (月)

痛々しい熊本城

 鹿児島から熊本へ移動。滞在の数時間を熊本城とその周辺で過ごした。市の中心部に広がる加藤清正の名城の、修復工事のクレーンがどこからでも見える。

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 2016年4月の大地震の被害は甚大だった。危険区域を除いて、惨状を知らせるべく周囲に見学コースが設けられている。リハビリの途中に大怪我を負った気の毒な建物が次々姿を見せる。下の場所はつい最近、見学コースに加わった場所。平成に修復した部分が、皮肉にも地震で崩れたと案内の人が話していた。01084
 報道されて知っているつもりだったが、実物を間近で見れば石垣の軋みや呻きが聞こえてくる。下の写真は、積み上げられた石が一点で支えている。まるで奇跡だ。01083

2018年1月 7日 (日)

富士山を越えて鹿児島へ

 今日から九州へ旅行。羽田空港の待合室から富士山が見えて、何だか幸先がいいようで嬉しくなるから不思議だ。飛行中にも1枚撮った。01071
 降り立ったのは鹿児島空港。今年は明治維新から150年、「維新のふるさと」として鹿児島が注目されている。01073
 西郷隆盛の銅像は市内にいくつかあり、これは終焉の地である洞窟のそばに立っているもの。足元から見上げても頭部がどっしりと大きい。01074
 標高107mの城山に登った。展望台からは、市内と錦江湾、桜島が一望でき、鹿児島といえばまずこの風景が紹介される。桜島が思いのほか大きく迫っていて、噴火したらさぞ怖いだろうなと想像する。

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 今日から大河ドラマ『西郷どん』が始まった。その日に鹿児島に居合わせた縁で、いっそう楽しみに見ていくことができそうだ。ドラマの中で、世界地図に記された“Cangoxina”(鹿児島)が鮮やかな印象を残していた。

2018年1月 4日 (木)

笑う門の石

 元旦に飾ったミニ石庭の石、白砂、額縁は昨年9月にアメリカの恩師の教授を訪ねた際にいただいたものである。石については12月18日の「石の帯留め」の欄でも紹介した。趣味で研ぎ出した中から私は帯留め用に平らな石をいただいたのだが、コロンとした岩のような石もたくさんあり、教授は岩タイプの石を日替わりに選んで砂にセットするのを楽しんでおられる。砂紋を描く熊手も付けて、私たちに同じものをくださった次第。
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 石庭といえば京都の龍安寺。昨年10月に法事で京都に行った(10月20日に掲載)とき、こんなイメージで石を置きたいなと思って龍安寺の写真を撮ってきた。
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 さて、お正月にはこの石庭に干支の犬も登場させて飾っておいたのだが、元旦の朝「アケマチテオメデトーゴジャイマーチュ!」とやって来た4歳の孫息子の目を惹かぬわけがなく、たちまち犬がいなくなったり、石が動いていたり、砂が白雪のように石を覆っていたりと微笑ましい。石たちが新年早々笑いを誘い、福を招いてくれた。
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