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2016年11月

2016年11月29日 (火)

会報作りの合間に

 昨夜、川柳やまびこの例会があって、ゲストに東葛川柳会の宮内みの里さんをお迎えし、飾らない親しみのあるお人柄にふれたひとときだった。
 会報担当の私は、今日はせっせと編集作業に取り組んだのだが、合間に〝お楽しみ〟があった。菓子司「草月」の黒砂糖と蜂蜜の入った最高級どら焼きである。昨日やまびこの見学にいらしたMさんが手土産に持ってきてくださった。皆で一つずつその場で味わったのだが、三才入賞者の賞品にもなり、運よく二句抜けた私は、持ち帰って今日のティータイムにもいただいたというわけ。1129_2 題は「わくわく」。私の入選句は、
   パンドラの箱と気づかず開けたがる(客5)
   変革をおもしろがれる太っ腹(人)
   新しい私に会えそうな手帳 (天)
 
 「新しい…」の句は、 来年の手帳を用意する今の時期ならではの「わくわく」だとして、選者・みの里さんだけでなく、会員の互選点でも最高点をいただいた。ご褒美のどら焼きがひときわ美味しかった。

2016年11月26日 (土)

花と自然写真展

 知人のI さんが出品している写真展を見に行った。ネイチャー・フォト・グループによる「花と自然写真展」(11/22~11/27新宿御苑アートギャラリーにて)で、講師を含めて19人の、額入りA3サイズの写真40点ほどが飾られていた。
 被写体はどれも自然の中に生きている花(あるいは樹木)。雨粒、雪、水面とからめた作品は、けなげでもあり、やはり美しく印象的で、撮り方の勉強になった。どんなに花を愛しんでシャッターを押したか、それぞれの短いコメントからも見てとれる。I さんは短歌の形でコメントし、写真と呼応していて見事だった。花が好き、写真が好き…な人々を引き寄せる会場は穏やかな談笑の声に包まれ、いい雰囲気。居心地よく楽しませていただいた。11261_2
 会場は新宿門のすぐそば。紅葉を楽しむラストチャンスの土曜日、こちらもウキウキ、ニコニコの顔々が途切れずに行き交っていた。四季があって植物の豊かな国は、それだけで精神衛生によろしい。11262

2016年11月25日 (金)

久しぶりの寄席

 光が丘IMAホールで月に1回、寄席が開かれるようになって四半世紀。夫と私はかなり昔からの常連である。9月はホールが耐震工事のため別の場所で行われ、10月は所用で逃したので、今日の落語はちょっと久しぶりだった。
 前座の春風亭朝太朗が『雑俳』、二つ目三遊亭美るくが『唖の釣』、真打レギュラーの春風亭正朝が『黄金餅』を披露。正朝師匠はいつもながら実に上手い。

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 『黄金餅』は、ケチで欲張りの金兵衛がとんでもないことをして金を手に入れ商売繁盛したという、勧善懲悪の逆を行く内容。それを明るく笑える話に聞かせるのが腕の見せ所と言える。仏さんを棺桶ならぬ菜漬けの樽に入れて、長屋の連中が下谷の山崎町から麻布絶口釜無村の木蓮寺まで運ぶ、その道中の町名をズラリ並べて言い立てるのが圧巻。上野広小路…神田須田町…日本橋…新橋を右へまっつぐ…愛宕下…飯倉片町…と、東京の地図が頭に浮かび、心地よい。
11252 ホールは500席。今夜は冷え込んだせいか空席が目立ったが、週末の勤め帰りに立ち寄って笑いを一服…というファンも多い。

2016年11月22日 (火)

『眩』と北斎美術館

 朝井まかて著『眩(くらら)』(新潮社)を読んでいる。葛飾北斎の娘お栄を主人公に、父の膝で初めて絵筆を握らせてもらって〝眩々(くらくら)した〟幼時から物語は始まる。親子で絵に没頭し、そりの合わない母、疫病神のような甥、心の支えとなる絵師仲間などとの人間模様を絡めながら、「挑む方が面白いじゃないか」と気丈なお栄の、描くことにクラクラと魅せられながら打ち込む姿がかっこいい。本の表紙になっている「吉原格子先之図」を仕上げ、60歳を前に新たな出立をするところで物語は終わる。11223
 浮世絵師・北斎は「卍」の号を持つ川柳人でもあったこと、昨年私が見たアニメ映画『百日紅』(杉浦日向子作)も北斎とお栄を取り巻く話だったことから、とても親近感をもって読み始めた…ところへ、もう一つ巡り合わせが重なった。本日、墨田区に「すみだ北斎美術館」がオープンしたのである。北斎は墨田区に生まれ、93回転居しながら生涯のほとんどをその地域で過ごしたとか。斬新なデザインの建物に北斎一門の作品約1800点を所蔵。誇らしい江戸文化に会える場所として、人気を集めるに違いない。

11222_2  11月19日の朝刊記事に、展示物の一つである北斎とお栄の再現模型の写真があった。『眩』を読んで、まさに想像していた通りの光景だった。

2016年11月20日 (日)

大賑わいの農業祭

 この週末、光が丘公園でJA東京あおば農業祭が開かれた。昨日とは打って変わって好天の今日、「想像をはるかに超える人出だった!」と下の写真を送ってくれた夫が驚いていた。野菜売り場も屋台も長蛇の列、自転車を置く場所を探すにも苦労したとか。
 野菜の宝船を見ていると、農地の多い区に住んでいることをありがたく思う。区の特産品もいろいろあるだろう。各地のふるさと納税のお礼の品が話題になっているが、練馬区ではその用意はないようだ。1120

2016年11月17日 (木)

韓国料理で乾杯!

 月に一度の北川さんのお料理教室で、今日は韓国のお惣菜を作った。
 写真の手前の「もずくとニラのお焼き」は、かんたん、失敗なし、お酒に合う、の三拍子そろったオススメ品。粉200g、卵1個、水200ccをよく混ぜ、刻んだニラ(または塩抜きしたもずく)を加え、フライパンに胡麻油をひいて焼き、酢醤油とラー油でいただく。肴がもう一品ほしい時にも、知っていると重宝しそう。
 後ろは、いか、大根、人参、細ねぎ、そして梨と柚子(皮)のせん切りという秋の食材を韓国風味付けで和えたもの。絶妙な組み合わせだ。11173
 お食後の「甘納豆入り蒸し菓子」がめずらしかった。もち米粉、米粉、塩少々、水を合わせたものをふるいにかけ、セイロに甘納豆と交互に重ね入れ(写真下)、蒸し器で20~30分蒸すと、ふっくら丸いお菓子ができる。使った甘納豆が北川さんのお手製で、そのレシピも関心を呼んだ。11172
 以上の品と、鶏粥、あさりの薬味蒸し、いわしと大根の煮物が本日のメニュー。折しも今日はボジョレー・ヌーボーの解禁日、さっそくいただきました♪11171

2016年11月15日 (火)

キーウィ2016

  キーウィを収穫。去年のブログを見たら11月1日に300個採れたとあったので、やっぱり数えたくなった。大小合わせて200と5個。数が減ったのはせっせと摘果をしたせいかと思うが、サイズはあまり大きくなっていない。根元に施肥をしてやろう。11151

 キーウィを真下から撮ったのに続けて、紅葉も常緑樹の隙間から青空に向けて撮影した。
 ありがたいことに連日天気がよくて、「晴耕雨読」のつもりで持ってきた本が鞄の底に埋もれたまま。山里の秋は夕方5時には暗くなるので夜が長いが、慣れない土仕事で筋肉痛となりさっさと就寝、読書とはどうも縁遠い。11152_2

2016年11月14日 (月)

暖炉の火

   群馬の山の家に来て、昨日今日と果樹の剪定や、冬季用に暖炉の薪作りにいそしんでいる。落とした枝は太さに応じてハサミ、ノコギリなどで適当な長さにし、軒下に干しておく。縁の下にとってあった古い太枝を割る。電動ノコで切ったときのおが屑を土に返す。燃やした後の灰を畑にすき込む。東京暮らしでは忘れていることばかりだ。
 暖炉に木をくべるのは、非日常の気分で楽しい。炎を見ていると、何故か気持ちが静かに穏やかになる。1114 
 完全に燃え尽きると、灰は真っ白になる。濁りなく美しい白だ。そのことにもちょっと心を動かされた。

2016年11月12日 (土)

一葉まつり句会

 樋口一葉の命日(11月23日)を前に、台東区の一葉記念館で恒例の川柳句会が開かれた。この記念館は一葉が五千円札の顔になった頃リニューアルされ、今年はリニューアルオープン10周年にあたる。11121

 今日の私の入選句は下記のとおり。
「師弟」 斎藤弘美選
 年の差婚夢見て習い出すピアノ/似て来たな互いにニヤリする師弟
「儚い」 太田紀伊子選
 草食男子儚さ似合う顔になる/カフェラテの泡のハートに託す恋
「以心伝心」 荻原鹿声選
 ロボットなら俺の瞳が読めるだろ/木枯らしの夜におでんが家で待つ
「くらべる」 内田博柳選
 集合写真美女の横には並ばない/少しずつ寸胴になる着物好き

 最後の「少しずつ…」の句はユーモア賞をいただいた。実感句である(笑)。11122 

 10周年を記念して、11月20日~23日に講演、朗読、ゆかりの地めぐり、小唄ごよみ等、おもしろそうなイベントが催される。

2016年11月 8日 (火)

『川柳春秋』一人20句

 『川柳春秋』は、NHK学園の通信教育で川柳の腕を磨いている方たちを対象に発行される季刊誌。名句鑑賞、随想、誌上座談会、なんでも相談、川柳添削教室、腕試しコンクール…といった内容で、島田駱舟さんはじめ錚々たる講師の方々が執筆しておられる。

 その最新号の「一人20句」欄に私の川柳が掲載された。未熟者が一人紛れ込んでしまったようで恐縮この上ない。川柳同好会「雑句ばらん」のご縁で引き受けたのだが、締切(9月半ば)の頃は七転八倒、苦心惨憺の日々で、思い出すだけでも胃が痛む(苦笑)。
 よい勉強をさせていただきまして、ひたすら感謝申し上げます。11081 20句の中の1句だけ紹介します。私に脚色される二人連れ(のりこ)
 電車内は、見かけた二人(男女ならなおさら)について楽しく思いめぐらす時間です(笑)。

2016年11月 5日 (土)

図書館で朗読会

 光が丘図書館で「わたしの好きな星野道夫」と題して朗読会が行われ、主催した「図書館利用者の会」の一員として、私も朗読することになった。選んだのは、『旅をする木』(文春文庫)から「もうひとつの時間」。都会でせわしく暮らす同じ瞬間、北海道のヒグマが倒木を乗り越え、アラスカの海でクジラが飛び上がっているかもしれない。そういった〝もうひとつの時間〟が確実に流れていることを意識できるかどうか、その差は実に大きいというメッセージである。そのほか手紙形式のエッセイや池澤夏樹の解説など、示唆に富む文章が詰まった一冊だ。11052
 数人が朗読した後、輪になってトークのひととき。アラスカに行ったことのある方、国語の先生だった方、ブックトークを手掛けた方…等々、それぞれが星野氏への想いを語った。星・野・道・夫という名前自体が彼の人生を示しているようで、これがペンネームでなく本名なのも、気づいてみれば不思議である。11051_2
 紅葉の季節になり、今日の着物はこの組み合わせ。並木の銀杏が一部この帯の色になっていた。11053

2016年11月 3日 (木)

やまびこの会報最新号

 川柳やまびこの会報62号が出来上がった。10月26日の例会の内容が載っている。
 この日の互選の題は「コピー」。以下の2句が最高点を集めた。
   ラブレター次もあるのでコピーとる(牧人)
…「次もある」とはよくもまぁ、と呆れ笑いの女性陣に対して、「そうそう、混乱、失敗を避けるにはコピーとっとかないとね」と男性陣は賛同の笑い。
   海苔弁に吸われたコピー機のインク(のりこ)
…都民の怒りをこめた時事句。海苔弁(殆どが黒塗りで隠された資料)の意味を知らないと永久にわからない句である。
 そのほか、広告、模倣、遺伝、そっくり等を題材に、おもしろい句が集まった。

 来週末には台東区で一葉句会が開かれる。秋は大きな大会が目白押しだ。1103_2_2
 会報には、先月逝去された丸山貞春さん(享年93歳)の訃報も掲載、ご冥福をお祈りいたします。上品なユーモアのある、おしゃれな句を作る方でした。

2016年11月 2日 (水)

朗読公演「花物語」

 御徒町の古民家ギャラリーしあんで〝Water flow〟の朗読公演が行われた。吉屋信子作『花物語』から4作品を取り上げ、前半は1人ずつの朗読、後半は役を振り分けての朗読劇仕立て。音楽や雨音を随所に加え、大正時代の乙女たちの独特な時代観、世界観を描き出してみせた。
 驚いたのは、出演者3人のうちの1人が1ヶ月ほど前に病を得たため、内容を急遽2人でカバーしたこと。急病の彼女は私も知っている人で、今は回復したとのことでほっとしたが、企画、準備、稽古を進める中、何が起きるかわからないものだ。ことに後半の朗読劇は、ここに彼女のつややかな声が加わるはずだったのだなぁ、3人で分担するのにちょうどよい話だ、台本も変更したのだろうな、などと思いながら聞いた。当事者3人が一番残念がっていることだろう。それを乗り越えて、不自然さを感じさせない作品に仕上げた工夫、努力、心意気に、拍手喝采である。11021

2016年11月 1日 (火)

夏から秋へ

 群馬の山の家にて。今年、夏野菜として胡瓜、ピーマン、茄子を1本ずつ植えたら、苗の質がよかったのだろう、面白いほど収穫できた。9月に胡瓜が枯れ、もう十分と労う気持ちでいたら、10月末の今回、ピーマンと茄子がまだがんばって実をつけていて驚いた。
 手前はレッドラズベリー。一斉にではなく、少しずつ長期間収穫できるので、冷凍保存してある。11011_2
 週末には、ご近所で芋煮会があった。里芋、牛肉、茸、葱のあっさり醤油仕立て。秋の味覚もすばらしい。11012

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