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2017年2月

2017年2月28日 (火)

銀座で句会

 歌舞伎座の隣りの銀座区民館で行われるのぞみ川柳会(代表・播本充子さん)の2月句会に参加した。同会は今日で発足13年とのこと、おめでとうございます。川柳が好きでたまらない充子さんに惹かれての活動なのだろう。2010年から4年がかりの歌舞伎座建て替え工事は、隣りの会場から毎月つぶさに経過を見ていたとか。

 今日の私の入選句は、
  出窓ごとにずらりカメラ目線の猫 (題「窓」)
  透明なまま雨風に耐える窓
 (題「窓」)
  惜し気なく相づち打って即忘れ 
(題「なるほど」)
  不手際なニュースの後に花だより
 (題「なるほど」)

 もう一つの題「化ける」は、急遽選者をつとめることになったので、軸吟を記す。
  化けたくて女優入門決めました (のりこ)
 実はこの句、ほんとうに今の私の心境なのである。7月に朗読劇の公演があり、今度は脚本だけでなく役をもらって出演することになった。江戸時代のワケあり女に化けたくてうずうずしている。

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 地下鉄東銀座の駅を降りたら、改築後の歌舞伎座の地下ショップへと通路がつながっている。いよいよひな祭り、和の春のカラーに染まってひときわ明るい♪

2017年2月23日 (木)

初めての講談会

 上野御徒町駅を出てすぐ、交差点の角にある「お江戸上野広小路亭」へ、初めて講談を聞きに行った。12時半に開場するとまもなく、前座さんが「勉強させていただきます」と二人登場し、以後仲入りを挟んで4時まで、愛宕山を駆け上がって梅を手折る「寛永三馬術」、荻生徂徠の出世払いを描く「徂徠豆腐」な、ど計7人が語るのを聞いた。大河ドラマか?落語か? どこかで聞いたことのある話を講談のかたちで味わうのが新鮮でおもしろかった。昔はこうやって、歴史にでてくる人物のエピソードや人情話を吸収していたのだろうな。教科書より断然体に沁みる。
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 気鋭の真打ち神田織音さんは、「酒は飲め飲め、飲むならば…」の黒田節に歌われる、黒田の家臣・母里太兵衛が福島正則から日本一の槍を飲み取った豪胆な話を披露。明瞭な声、歯切れよさが痛快さをかき立てた。
02232  観客はほとんどが高齢の男性。60歳から料金がシルバー割引となる。

2017年2月20日 (月)

お楽しみ川柳

 川柳やまびこの会合で、今日はひと月遅れの新年会。乾杯、会食、歓談をしながら、いつもの投句や互選ではない川柳を楽しんだ。
 その1―しりとり川柳。五七五の、前の句の下五を次の句の上五につかって、しりとりのようにつないでいく。
 その2―穴埋め川柳とでも言おうか。五七五のいずれかが印刷された句箋を全員に配り、進行係の指示によって空いた二ヵ所のどちらかを書き込んだところで句箋を集めて配り直し、別の人が残りを埋めて完成させるというもの。
 例えば、上句の「国訛り」が印刷され、それに対しての下句に「太っ腹」「生ビール」「半世紀」「お人柄」…などが書き込まれる。中句の考えやすいもの、かけ離れたものなどいろいろあるのだが、皆さん、配り直された時には発想をふくらませて一句に仕立てていた。意外な上下をうまくつないだ句には歓声が上がる。上句「国訛り」、下句「お買い得」、中句「心残りは」の三題を実施、それぞれおもしろかった。作者は最後に完成させた人、となるのだが、実はその前の二段階目を書き込んだ人のセンスにより、かなり左右されると思う。
        旅にでて「心残りは」猫のエサ (のりこ)
        愛実るシルバー旅の「お買い得」 (のりこ)

0220 会食はおしゃれな一口寿司。飲み物ズラリ、デザートやフルーツも添えられ、笑い声とともに新年の多幸を願った。

2017年2月18日 (土)

ワープロの日記

 エッセイのお仲間、というか大先輩のTさんは、毎日ワープロで日記を書き、A4紙に10頁分まとまるとコピーを郵送してくださる。ほぼ月に一度のペースで、もう10年近く続いているだろうか、〝愛読者〟は数十人いるそうだ。なにしろ達意の文章で、内容は、身の回りのことから、時事、歴史、芸術に関することまで幅広く、日記というより上質なエッセイ集なのである。80代半ばとなられても書くことでご自身を支えておられるのか、お一人暮らしの覚悟、心豊かな交友のご様子など、毎回学ばせていただくことが多い。
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 今回の日記によると、ご愛用のワープロが「年老いたと見えて気息奄々。宥めたり、すかしたり・・・」なのだとか。プリンターと一体型の、あのワープロは、修理も新規購入も難しいに違いない。何とか持ちこたえてくれますように。

2017年2月14日 (火)

鋸山の絶景

 房総の旅二日目の今日は、東京湾フェリーの金谷港にほど近い鋸山に行った。良質な石材の産地で、切り出された山肌が文字通りのこぎりの歯のように見える。先日読んだ『家康、江戸を建てる』の本にも城壁の石を積む話があったが、あの時代にどうやって切り出し、また運んだのだろう。百メートルの絶壁の上に突き出した「地獄のぞき」では足がすくむばかり、健脚より度胸が問われる。命懸けとならざるを得ないこの地に、百尺観音、千五百羅漢など、手を合わせる対象が多いことに納得する。
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 鋸山一帯は日本寺(にほんじ)の境内で、下の写真は、岩を彫刻して建立された高さ31メートルの大仏。
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 鋸山の山頂からは、東京湾のアクアラインやフェリー航路が見え、遠く富士山や大島も望める。岬や半島、海岸線が地図の通りに肉眼で見えることに、当たり前なのだが、なんだか感動してしまった。

2017年2月13日 (月)

ドイツ村のイルミネーション

 車で房総に出かけた。半島の中ほどにある東京ドイツ村は、ドイツの田園風景を模し、昼間はスポーツ、釣り、遊園地、花の観賞が楽しめる。
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 日が暮れるや「イルミネーションの大冒険」の始まり~!(11月~3月)。関東三大イルミネーションの一つに選ばれたとか、広大な敷地に工夫を凝らしたシーンが繰り広げられる。これを見るためにバスツアーが何台も駆け付け、昼間と打って変わって大賑わい!
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 明日はバレンタインデー。若いカップルも多く、ちゃんとハート型やLOVEの文字等の撮影スポットが設けられ、ときおり恋ダンスの曲がかかって広場で踊れるようになっている。大道芸人のアトラクションも間近で楽しめる。

02131  この日はそれほど寒くはなかったが、2~3人用の小屋がいくつか建っていて、風をよけて窓から眺められるようになっている。いろいろな〝仕掛け〟に感心した。

2017年2月10日 (金)

裏磐梯へスキー

 久し振りに福島県まで二泊三日のスキーに出かけた。東京からホテルまで直通バスで4時間、乗り換えも荷物運びもなく、実にラクに行ける。まず猫魔スキー場でスキー。平日なのでリフト待ちなし、一日で十分筋肉痛になるほど滑ったのだが、翌日にも午前中に近くの裏磐梯スキー場行きを追加。ほぼ貸切状態のゲレンデでふっかふかの新雪を滑るという恩恵に浴した。写真は宿泊したホテルから見た磐梯山。手前の林の間に白く見えているのが裏磐梯スキー場。
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 雪はとても深く、断続的にどんどん降る。露天温泉は雪の中。軒先のツララが風になびいていた。
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 江戸にタイムスリップしたかのような町並みは、帰途にバスが立ち寄った東北自動車道の羽生PA(上り線)。
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 2013年12月、池波正太郎生誕90年に合せて江戸の玄関口だったこの地に「鬼平江戸処」としてオープンしたとか。エリア内の食事処、みやげ処等々、すべて時代劇仕立てでおもしろい(お手洗いは現代版!)。

2017年2月 6日 (月)

「煙」雑句ばらん

 「川柳雑句ばらん」の2月例会で、今日の題は「煙」。煙に巻く、火のない所に煙は立たぬ、の類想句がたくさんあるかと思ったがそうでもなく、タバコの煙、SLの煙、竈の煙、煙突、湯煙、煙たがられる…等を題材に、さまざまなシーンが登場した。
   印象的だったのが、平成より昭和の時代のほうが「煙」がよく出ていたこと。かつてはSLの馬力をもってまっしぐらに突き進み、工場の煙突が目立ち、頑固なお父さんの煙草の煙が家の中に流れていた。現代は電化されて料理の際に煙は出ず、喫煙所は隔離され、焚き火は禁止で、日常から煙が減ったなぁとあらためて思う。煙のかたち、色、臭いはいろいろなイメージとつながり、新しい取り上げ方ができそうなのだけれど。「そんな喚起を願って、毎回題のことばを選んでいるんです」と代表の佐藤孔亮さんが言っていた。

0206  バレンタインデーを前に、今日は会合にチョコレートの差し入れ♪ 手前の「よろしくね」「いつもありがとう」の小袋の中にもハート型のチョコ~♪

2017年2月 4日 (土)

「細胞の回復力」講演会

 図書館でサイエンスの講演会が開かれ、「細胞の回復力」をテーマに理化学研究所の今本尚子博士にお話を伺った。熱心な参加者の方々で会場は満席、カラフルな写真や図式のお陰でわかりやすく、最後の質疑応答も時間が足りなくなるほど。細胞とは何かに始まり、iPS細胞、オートファジー、免疫療法等々、科学のぎっしり詰まった内容に、久し振りに脳が汗をかいた2時間だった。
02041  印象に残ったトピックスの中から、一点記す。細胞はストレス(紫外線、熱、放射能など)を受けても、少々ならダメージを修復して正常な細胞に戻る。その際、ストレス状態を鎮める因子があるのを発見したのが今本研究室の業績だとか。さらにその因子を〝Hikeshi〟(火消し)と命名! ストレスを火事に見立て、火消しがいないとおさまらず細胞が死に至る…という研究成果を〝Hikeshi〟のネーミングと共に世界へ発信しているのが、何とも誇らしい。
 
02044_2  図書館の二階の窓から、立春の空に清掃工場の煙突が見えた。老朽化に伴い、解体工事が進められ、まもなくこの煙突も姿を消す。

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