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2017年8月15日 (火)

川柳「泳ぐ」

 川柳やまびこの8月例会で、互選の題は「泳ぐ」。集まった15句のすべてに互選点が入ったのはめずらしい。
 水泳の方法としては、犬かき、立ち泳ぎが登場。いずれもスイスイと前に進む泳ぎではないけれど、自分らしくもがいたり休憩したりしながら生きていく、それを良しとする意気が心地よかった。「目が泳ぐ」の句が3句あり、チアガールや水着姿にふらりと視線が泳ぐ風刺もあったが、ぶれない姿勢を貫く時の人を詠んだ句が印象的。将棋の盤を海に見立てての泳ぎ、カープの野球を泳ぎ切れと応援する句、雑踏を擦り抜ける自己防衛の泳ぎなどもユニークでおもしろかった。

 大海を泳いだひれが残る皿 (のりこ) は最高点をいただいた。まるごとの煮魚をていねいに食べ尽くしても、背びれや尾びれは残る。生きて泳いでいたときには大活躍していたひれだが、食材としては見向きもされないものだなと思って作った。「ひれ」を男と見る、人生経験と見る、との読みもあって、人生を泳いだ証しが残された、との鑑賞になるほど~!である。これがあるから、仲間と集まっての句会は楽しい。 0815
 賞品として、かわいい図書カードをいただいた。

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コメント

「泳ぐ」は夏の季語ですから、俳句にも通じますね。
のりこさんの句、そのままに料理の皿と見ても、余韻を感じてすてきです。
私は、「プール出て重たき腹の置所」という句を出し、かなり点をもらったところです。
俳句ではもう秋です。

こはるさん、ありがとうございます。
「泳ぐ」は季語なのですね。それも知らずに(笑)。
俳句か川柳か、もう区別がつかないですね。

クスッと笑えるのが川柳、とすると、
こはるさんの「プール出て…」は正に川柳(笑)!

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