唐津の誇り
雨模様の今日は、唐津駅近辺の屋根のある場所を散策した。一つめは唐津神社に隣にある曳山展示場。唐津くんち(11月2~4日)の14台の曳山の実物が、獅子、鳳凰など縁起物から、義経、信玄、謙信などの武将までずらりと並び、壮観である。(写真の左の壁には上映中の祭のビデオ画面が映り込んでいる)
「くんちとは祭、〝供日(くにち)〟のことです。一番人気は鯛ですね、可愛くてお子さんにもわかりやすくて。鯛は魚屋さんの町の曳山で、酒呑童子は酒屋さんの曳山です(笑)」受付の若い女性がハキハキと嬉しそうに説明してくれた。
二つめは唐津焼。近くの伊万里や有田は華やかな磁器があるが、唐津は粗い土をこね、灰色の地色に墨一色で絵を描くものが典型だとか。「朝鮮唐津」のジャンルもあり、これは黒い光沢の釉薬が美しい。そのぐい呑みを二つ、記念に買った。
三つめ、旧唐津銀行(佐賀銀行)の建物。東京駅を設計した建築家・辰野金吾は唐津出身。石炭で栄えた故郷に、その弟子が上質な欧風建築を残した。
地下はレストランになっていて、とびきりのフランス料理が味わえる。焼き立てのフォカッチャも美味しかった。
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