里山ライフ

2017年11月17日 (金)

鳥の悲劇

 群馬の家での昼食時、ゴン!と音がした。もしやと思ってテラスを見に行くと、白い胸毛が散乱、ガラスにぶつかって落ち、息絶えた鳥が階段に横たわっていた。同様の事件は20年前にもあり、そのときはハトくらいの大きさのコジュケイだった。今日の鳥はもっと小さくてスズメくらい。カケスかな?と言いながら夫がネットで調べると、イカルだった。体のわりにくちばしが大きく、黄色いくちばしで堅い木の実を割って食べるという。気持ちよく飛行していただけなのに、こんなに急に命を落とすなんて。土に埋めてやる前に、特徴のある羽根の写真を撮った。
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 前日の食材の残りから、肉の脂身を庭のウメの木にぶらさげた。野鳥の好物である。庭に人影があると寄っては来ないが、室内からそっと窺うと、シジュウカラがチョンチョンと啄んでいた。私たちはもう東京へ帰る。明日からはどうぞゆっくりお食事を…。
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2017年10月29日 (日)

ツタの謎

 群馬の家の庭で不思議な生態を見つけた。ヒバの生け垣に絡まっていたツタ(多分ヤマイモの一種)が上に伸びて、途中なにもつかまるものがないのに、隣りの庭の大木からかざされたはるか上方の枝に到達しているのである。生け垣から枝までは1メートル近く離れている。上空を泳いだ蔓は、いったいどうやってあの高さの枝をキャッチしたのだろう? 台風の風に揺られた植物同士が、ほんの一瞬の偶然で触れ合ったかと想像してみるのも、なかなか快い。
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2017年10月11日 (水)

アイオワでの買い物(4)

 アイオワで買ってきたものがもう1品。カローナにあるアーミッシュのコミュニティショップで見つけた〝ウインドチャイム〟である。直径約2cm、長さ20~30cmの金属製パイプが6本、輪のようにぶら下がっているアメリカ版風鈴。もっと小さいものから長さ1mの最大級まで、サイズも色もさまざま販売されていた。
 自宅でなく群馬の山の家にと、今回持ってきて取り付けた。風を受けて鳴る音は、深く澄んだ和音となって響く。庭仕事に精を出した後、心地よい休息を誘うような癒し系の〝音楽〟が聞こえる。1011
 品物に添付されたカードを見たら、これは〝Corinthian Bells〟という品だとか。そして、聖書のコリント前書13章より「げに信仰と希望と愛と此の三つのものは限りなく存らん、しかして其のうち最も大いなるは愛なり」が英語で記されていた。

2017年9月13日 (水)

老木の肌

 先回に続いて、今度は幹に取り付いた生命体の写真。玄関前の古い八重桜の幹が苔むして、白いカビのようなものもびっしり生えている。木肌の老化と思えば痛々しいが、長年生きていれば寛大な共存状態になるのかと感心もする。
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2017年9月11日 (月)

貼り付いたツタ

 群馬の家に来ている。涼しい曇りで草取りに最適の一日だった(苦笑)。地上に生えている雑草だけでなく、からみついて上へ横へと伸びるツタの類もある。キーウィの棚を支える角柱にきれいにツタが這っていた。09131
  垂直に平らに、壁を捉えている。まるで虫のごとき生命体が、足を使ってよじ登っているように見える。09133_2

2017年8月26日 (土)

芝刈り仕事

 今回、群馬の家での大仕事は芝刈り。汗をかきかき、刈った芝をかき集めるのを終わらせたところへ雨が降りだし、間に合って助かった。庭の半分くらいが芝生になっていて、年に2~3回、刈らなくてはならず、冬には1度、芝焼きも。手がかかるようだが、むき出しの地面では雑草が生えるばかり。緑の芝生にしておくと、座り込んだり寝転がったりできて、やっぱりいい。0826

2017年8月12日 (土)

空をバックに2点

 群馬の家で、晴れたり曇ったり、気温も猛暑だったり、ありがたい涼しさだったり。
 1枚目はキーウィの芽。駐車スペースになる高さの棚に仕立ててあるのだが、そこから天に向かってぐいぐいと枝を伸ばしている。感心する生命力だ。
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 2枚目は虫のナナフシ。初めて見た。小枝が引っ掛かっているのかと思った。お箸の長さほどあろうか、家の樋にしがみついていた。不思議な生き物である。
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2017年8月10日 (木)

果物街道の店

 高崎市郊外に果物街道と呼ばれる国道がある。周辺に梅、桃、梨などの果樹園が広がり、道路沿いの店に幟を立ててもぎたてフルーツが売り出される。その中の1件、富久樹園さんがリフォームを終えて新装オープンしていた。プラム(貴陽)を購入、実に美味だった。

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 ブルーベリーのカフェやクリスマスローズガーデンも運営、おしゃれな『里見通信』も発行している。08102

2017年7月27日 (木)

赤い相棒

 山の家では庭仕事をメインにし、残りは鳥や蝉の声を聞いてのんびり過ごす…としたいところだが、そうもいかなくなってきた。原稿書きや川柳作りの締切が目前に迫っているのである。やむなく小さなノートパソコンを購入し、連れてくることにした。ワードのソフトだけを入れた、ほとんどワープロ状態のシンプルさだが、この相棒、なかなか頼りになる。晴耕雨読そのままに、雨や酷暑のひとときは潔く室内で相棒と向き合っている。

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2017年7月25日 (火)

しがみついていた蝉

 群馬の家で夏本番。庭のあちこちで蝉のぬけがらを見つけた。木の幹に、葉に、キーウイの実に 。そのどれもが、必死に爪を立ててしがみついている。それぞれどんな思いでその場所をえらび、そこから飛び立っていったのだろう。07252

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 昼間、蝉の鳴き声はあまり聞こえない。夕方になるとヒグラシの声が響き始め、すると心の回顧モードにスイッチが入っていろいろな思い出がよみがえり、しがみついて離れなくなる。