@チャイハナ

2017年3月17日 (金)

魚の買い方・食べ方

 コミュニティカフェ「チャイハナ」で興味深い講演があった。30代の鈴木允講師による『築地市場と日本の水産の将来』。彼は大学で文化人類学を専攻、大学院での研究に乗じて2012年まで8年間、築地で鮮魚のセリ人をしていたという。築地市場の歴史、セリの方法、浜から食卓までの流通ルート等々、へえ!と驚く話がたくさんあったが、一番切羽詰まった重要な話を記す。築地か豊洲かという以前に、日本の水産資源が危機的なことになっているのである。赤ちゃんや子供サイズの魚、卵を抱いた雌魚までが一網打尽に乱獲されている。持ち込まれれば市場ではそれらを安く売りさばかなくてはならず、理不尽に心が痛んだとの鈴木さんの話に共感しない人は居まい。
 漁業従事者、市場関係者を真に守るためにも獲りすぎない仕組が必要! その一つとして、持続可能で環境に配慮した漁業に認証ラベルをつけて流通まで支援する取り組みが始まっている。世界の約100カ国で23700品目が認証され、日本でも大手スーパーや生協で広がりつつあるらしいが、私を含め出席者の殆どが知らなかった。
03171_2
03172_2  魚売り場で上掲の「海のエコラベル」の付いた商品を買うこと、その魚を使用していると掲げたレストランで食事をすること、店が知らなければリクエストすること。一消費者からできることがある。鈴木さんは今は海洋管理協議会(MSC)漁業担当マネージャー。応援しています! その生き方は、校長対談「学びの土壌」http://www.musashi.ed.jp/kouchou_taidan/にも。

2016年12月22日 (木)

エッセイクラブの忘年会

  偶数月に開かれる練馬エッセイクラブで、今日は忘年会も兼ねての会合。今回のエッセイは「太陽」をテーマにして書き、持ち寄って合評をした後、乾杯に続いて愉しい四方山話に花を咲かせた。
  その終盤に、今日は欠席だったメンバー・廣田美知男氏の奥様が訪れ、素晴らしいものを見せてくださった。日本ペンクラブから、35年間会員として貢献された廣田氏に贈られた立派な表彰状である。会長・浅田次郎氏の署名がしっかりと記されていた。廣田さん、おめでとうございます。
   記念のペンクラブ特製のどら焼きも持ってきてくださり、PENの字と羽根ペンのオリジナル焼印を鑑賞してから、切り分けて皆で御相伴に預かった。12222
  クリスマスの飾りつけをしたカフェ・チャイハナの窓辺。ここでのエッセイクラブも今日で29回となった。次回は30回、記念にまた乾杯をしそうな気がする。12221

2016年10月22日 (土)

10分版の「芝浜」

 カフェ・チャイハナで、朗読教室の発表会が行われた。熱心に耳を傾けてくださるお客様方のお陰で、出演者は皆、これまでで一番よい朗読ができたのではと思う。 

 耳から聞く話は眠くなりやすい。プロでも長編を朗読する時は、音楽や動きを加えて飽きさせないように演出する。生徒の朗読では10分が限度で、興味をひく話でないと聞いてもらえないし、読み手自身も身が入らない。散文や随筆より、台詞まじりの物語のほうがおもしろく聞けるのだが、10分で読める作品は殆どなく、かといってさわりだけ、クライマックスだけ抜粋したのでは、結局消化不良を起こす。
 そこで、今回は小一時間かかる古典落語「芝浜」を、粗筋と聞かせどころの台詞で10分版の朗読用人情話に仕立ててみた。この原稿作りは楽しく、著作権の切れた作品の短縮版紹介に、また挑戦できたらと願っている。 10221

 それにしても、鍛錬の足りない私の声で「芝浜」を朗読するには、とくに気風のよい江戸男の「てやんでえ!」が実に難しい。ここ数日間は最後の追い込みで「芝浜」漬けだったが、結局草食系の勝五郎になってしまった(笑)。今は、無理して声をつぶさなくてすむ、端正な物語を読みたい気分になっている。

 10222_5 間にお茶の時間をはさみ、和やかな午後だった。朗読っていいなぁと思ってくださる方がいらしたら、とても嬉しい。
 

2016年10月17日 (月)

朗読会のリハーサル

 カフェ・チャイハナでの朗読発表会が今週末に迫り、今日は本番前の最後のレッスンだった。皆さん、順調に仕上げて、森田先生から花マル印を貰われた中、自分はまだまだ道半ばの状態で、かなり凹んでいる。
 一番の原因は、私の声の質に合わない題材を選んでしまったことだ。殻を破ろうと挑戦したつもりだったが、やはり無理だったかな…? いやいや、声質のせいにするのはイイワケに過ぎず、登場人物の心情に添えないせいだ。技巧でカバーしようと躍起になるほど、気持ちがおざなりになってしまう。「もっと崩して」「もっとオオゲサに」「きれいに読んではダメ」…という注文に応えるべく、あと4日間、日常会話もべらんめぇ調にしてみようかしら(笑)。本番ギリギリまで頑張ります。

1017
 朗読会は、10月22日(土)午後2時~3時半、光が丘チャイハナにて。よろしかったら、どうぞ聞きにいらしてください。

2016年9月12日 (月)

朗読発表会のお知らせ

 チャイハナの朗読教室では、毎月プロのアナウンサー森田都さんに教えていただいています。来月3回目の発表会をいたします(詳細下記)今日はご指導にひときわ熱がこもり、私などこってりと絞られました(笑)。
 ご一緒の上原さんは音楽家で、朗読はカリンバ(手作り!)の演奏付き。「親指ピアノ」とも言われるアフリカの楽器(写真)で、初めて見、聞きました。美しい音色がよく響きます。09121●チャイハナ朗読発表会 Vol.3  ~愛のかたち~
 日時:10月22日(土)午後2時~(1時半に開場・3時半に終了予定)
 場所:チャイハナ光が丘(練馬区田柄5-14-19)
 料金:1000円(含お茶代)
◎プログラム
 1 大きな木(シェル・シルヴァスタイン作)
 2 おせんくじら(さねとうあきら作)
 3 Love you forever(ロバート・マンチ作)
 4 芝浜(落語より)
 5 朝顔(藤沢周平作)
無償の愛、切ない愛など、さまざまな「愛のかたち」を、どうぞ聞きにいらしてください。09122 写真の左下に写っているのは、上原さん演奏の金属ドラムのCD「Nano+」。〝新感覚ノイズキャンセル―限りなくZEROへ向かう体感〟と添え書きがある。ミクロの世界のような、大宇宙のような、澄んだシンプルな音の連なりは、聞いていると俗な世間のことなど忘れてしまいそう…。リラックスして作業に集中できるヒーリングサウンドとのこと。新しい音の世界を知った一日でした。

2016年8月24日 (水)

紙媒体のチカラ

 パソコンに向かって編集作業の日々。先日の「川柳やまびこ創立五周年記念句会」の記念誌の、16ページがようやく姿をあらわした。あとはミスのないように、確認作業をがんばろう。

 写真に写っているもう一つは、10月に行われるチャイハナでの朗読会のお知らせ。今日作ってみたのだが、これも、チラシの形にプリントしてみると「いよいよ!」の気持ちになって、練習に身が入る。

 10月にはもう一つ、写真教室受講生の写真発表展が開かれる。今日の写真講座では、各自、展示する写真を選んで決定した。(私のはさておき)皆さん、実に力作揃い! 写真も光沢紙に大きく引き伸ばすと、画面で見ているのとは全然違う迫力があるそうで、これを目にするのは次回のお楽しみである。
 メールやブログで、〝ペーパーレス〟の便利を享受しているが、紙の印刷物を手にすると、作品の重みとか、そこに至るまでの苦労とか、頬ずりして抱きしめられるっていいものだなと素直に思う。0824 10月の朗読会や写真展については、近づきましたら、詳細をお知らせします。

2016年8月21日 (日)

連句と俳文リレー

 月に一度の季語研究会で、6月から与謝野蕪村の連句を鑑賞している。取りあげたのは『蕪村七部集』の中から、「一夜四歌仙」。これは、病気の老いた嵐山を見舞った蕪村(57歳)が、四吟の連句をしてほしいという嵐山のリクエストで、三浦樗良(俳諧師・44歳)、髙井几董(蕪村の高弟・32歳)とともに、一晩で歌仙を四つ(「薄見つ」「白菊に」「恋々として」「花ながら」)巻いたというもの。その中の「薄見つ」を今日読み終えた。皆さんの講釈を聞き、耳新しいことばかり、とても勉強になる。

 季語研の会報に「俳文リレー」が復活。7月発行の147号に、私が芝浜の朗読の話を書いたら、8月号ではNさんが「パリ娘Tsukijiへ行く」と魚屋をつなげてくださった。「付け」と「転じ」の妙味は、連句実作の時間の皆さんの会話にも流れ、愉しい世界だなぁとあらためて思う。

 今日は、Yさんから高知のお土産「竜馬がゆく」をいただいた。ピストルを持ち、ブーツを履いて写真を撮ったという、新しいもの好きな坂本竜馬を偲んでの銘菓。和洋折衷の焼き菓子で、中にミルクあんが包まれていた。

0821

2016年6月24日 (金)

ボン・ボヤージュ!

 カフェ・チャイハナに所用でうかがったら、マスターが明日から10日間、インドそれもチベット高原南端の高度3500メートルの地へご旅行とか。旧知のブッダ会会長・中村行明上人(昨年12月21日の欄で紹介)の建てられたお寺があり、その建立25周年の法要に参加されるという。高山病対策だけでも、私には気の遠くなるような世界だけれど、ご本人は大変そうな気配もなく、にこやかに旅程表を見せてくださった。

0624

 お土産話を楽しみにしています。お気を付けて、Bon Voyage!

2016年6月17日 (金)

カンツォーネのコンサート

 カフェ・チャイハナで、ソプラノ歌手・長島実奈さんの弾き語りコンサートが開かれた。砂に消えた涙、アルディラ、コメプリマ、ラノヴィア…等々、澄んだ声ですてきな歌を次々に披露。1曲ずつ内容の紹介があり、曲によっては日本語とイタリア語両方で歌ってくれるのもありがたかった。
 ご主人・長島潤さんが賛助出演され、テノールで弾き語り、またご夫妻でのデュエットもあり、会場の30数人がうっとりと聞き惚れたひととき。ラストの「ケサラ」では、「ぼくたちの人生は階段を手探りで歩くようなもの…」という日本語の歌詞もいいものだなぁとあらためて感じ入った。06171
 終了後に少しお話をうかがう。お二人とも高校生のときに音楽の道を選ばれ、イタリアでオペラ出演。今は家庭的な会場での活動を主に、演奏、カンツォーネの指導にあたり、潤氏は作詞作曲も手がけているとか。じんわりとメッセージを届けるのにぴったりの声質と、ふだん弾き語りに用いる「音が胸に響く楽器」であるギターとの、相乗効果を想像するだけで心がはずむ。

2016年4月18日 (月)

「カン違い」なエッセイ

 カフェ・チャイハナにて、エッセイクラブの例会。「勘違い」をテーマに11人の作品を講評し合った。

 勘違いとは何か。「よく考えた上での〝考え違い〟や〝判断の間違い〟ではなく、瞬間的な勘の狂いや思い違いを指すのではないか」とA氏。作品を読んでいて、この場合は「勘違い」ではなく「心得違い」なのでは? 「単なるうっかりミス」なのでは?  「錯覚」なのでは?と指摘される箇所もあり、似ているようで違う、なかなか扱いの難しいテーマだった。どうもカン違いにはユーモラスなイメージがあり、くすっと笑えるエピソードがあると成功するようだ。
 書くことは頭を整理すること、掃除すること。まとまらないから書けないのではなく、まとめるために書く。書いているうちに、もやもやが晴れたり、新たな発見を得たりする。だからやめられない。そして、これが一番だいじなのだが、読んで感想を言ってくれる人がいるのは、ありがたいことだとあらためて思う。

04181

 雨が降りそうだったので、デニムの着物で出かけた。これだと少々濡れても汚れても気にならない。幸い、雨に遭わずにすんだけれど。

04182_2

より以前の記事一覧